東京藝術大学には山岳部があります。彼らは、山に登ったり、クライミングをしたり、「お絵描き山行」などの活動を通して、自然や人と触れ合っています。美術学部や音楽学部、他大学からもメンバーが集まり、それぞれが山からインスピレーションを受けながら活動しています。
今回、TANNUKIはその東京藝術大学山岳部の有志メンバーとコラボレーションし、共同開発製品を制作いたしました。プロジェクトを通して、参加してくれたメンバー達の対象を見る視点、見えないものを視る感覚には、とても刺激を受けました。コンセプトを作品に落とし込むプロセスにおけるそれぞれが持つオリジナリティには大変感銘を受け、作品が生み出される場所に居合わせることが出来たことはとても幸せでした。
こちらのウェアのグラフィックは五木田さんによるものです。
五木田 葵さん(美術学部工芸科彫金専攻)
五木田さんはランニングもします。でも、“ランニング用のウェア”というような言葉を聞くと、ジャンルに分類されることが分断を生み出しているような気がしてしまう、と話してくれました。そこから下記のコンセプトが生まれていきます。そのまま引用いたします。
コンセプト
Run easy, always = いつでも、気楽に走ろう
身体を動かすことは、健康面・精神面のいずれにおいても不可欠な営みだと考える。
ランニングを日常から切り離された重たい行為としてではなく、生活に溶け込む自然な動きとして捉え直した。パジャマのようにゆるやかな服装は、家と外、都市と自然の境界を薄め、目覚めたまま身体が自然に外へ向かう様子を表現した。
人間の頭上にたぬきが乗る姿は現実には起こり得ない光景であるが、自然との「共生」を最も直接的に解釈したフィクションであり、たぬきを自然の象徴として捉え、人と自然がそれほど近い距離で共に在れたら、という願いを込めた物語である。
ゆるい雰囲気がとても良い感じで、TANNUKIブランドの方向感ともフィットするグラフィックを描いてくれました。人物が着用しているウェアそのものも全て製品化したい気持ちになります。特にハート柄のソックスは魅力的で、製品化の際にもそこだけレッドの色をつける形でプリントし、アクセントとしています。
ボディは、とにかくちょうど良いシルエットを目指したチェスカタイプです。五木田さんのコンセプトにもありますが、やはりシリアスになりすぎる細身のシルエットは避けたいところ。普段の生活の延長線上で着てもらいたいという思いがあります。決して細みではなく、しっかりとゆとりがあります。街でのどんなシーンとも馴染みが良く、一方でバランスの良い分量感でランニングザックとの相性も悪くありません。五木田さんの縦長のグラフィックとも相性が良いボディとなっています。
生地は軽さもありストレッチ性もある吸水速乾素材です。ややざっくりとした鹿の子組織で、クラシックな雰囲気も醸します。その風合いからスポーツウェアらしい匂いが極力抑えられていますが、しっかりとアクティビティに使用できる、吸水性や速乾性、軽量性の機能を発揮します。
ーサイズ実寸
着丈 / 胸囲/ 裄丈 / 裾囲
S/ 62.5 / 104 / 44 / 104
M/ 67 / 114 / 49 / 114
L/ 73 / 118 / 50 / 118



